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【研修事例】Power Platform研修トレーニング事例紹介・在日アメリカ海軍にて

更新日:8月22日

NobleCampsロゴ上、黒背景に白文字で「Microsoft Power Platformブートキャンプ実施事例」。下部に「12日間の研修トレーニング・在日米海軍基地にて」。

在日米軍基地にて、Microsoft Power Platformブートキャンプを実施


本記事では、NobleCampsが実施したビジネスブートキャンプ・Power Platform研修トレーニングの実施事例をご紹介いたします。


研修トレーニング概要

研修トレーニング名

Microsoft Power Platform ブートキャンプ

クライアント名

在日アメリカ海軍 (United States Navy)

業界

防衛・軍事

プログラム内容

Microsoft Power Platform(Power Apps, Power Automate, Power BI, Dataverseを含む)

習得スキル

カスタムアプリ開発、自動化ワークフロー構築、データ可視化、セキュアな情報管理

実施日数

12日間

参加人数

40人前後

研修場所

日本国内米軍基地某所

実施言語

日本語・英語

NobleCampsは、在日米海軍(US Navy)向けに12日間のMicrosoft Power Platformブートキャンプを実施しました。


参加者は英語・日本語の両言語で15名単位のチームに分かれ、座学ではなく実際にソフトを触りながら課題に挑む実践形式で学びながら、「市民開発者(Citizen Developer)」として自ら解決策を生み出す力を身につけました。


この研修は単なる初心者向けのソフトウェア講習ではなく、自動化・データ管理・アプリ開発を通じて業務効率を飛躍的に高める、現場に直結したカスタマイズ型研修トレーニングになっています。


Power Platformとは?

そもそも、Microsoft Power Platformとはどのようなアプリでしょうか?


Microsoft製品ですと、一般的にはパワーポイント・エクセル・WordなどのOffice系アプリが知られていますが、Microsoft Power Platformはデータ分析・アプリケーションの開発をローコードで行える"ローコード開発基盤"です。


Microsoft Power Platformは、以下の5つの主要ツールで構成されています。

  • Power Apps:ノーコードで業務アプリを開発できる

  • Power Automate:業務プロセスの自動化

  • Power BI:データを可視化し、意思決定を支援する

  • Copilot Studio : AIチャットボットやエージェントの作成

  • Power Pages : Webサイトの構築

これら5つを総称したものが、Microsoft Power Platformと呼ばれています。


Microsoft Dataverseは、これら5つのアプリの共通データ基盤(データサービス)として、アプリケーションやワークフローで扱うデータを統合・セキュアに管理する役割を担っています。


Microsoft Power Platformのグラフィック。5つのカラフルなロゴと機能名が並ぶ。背景は黒。下部にMicrosoft Dataverse。

従来のようにIT開発の専門知識を持った人材や業務部門に依存せず、IT以外の現場担当者自らがアプリ開発・自動化フローを作成できるため、企業のデジタル変革のスピードと柔軟性を高めます。



Power BIとは?

Power BIは、Microsoft Power Platformの中でも特にデータ活用に特化したビジネス分析プラットフォームです。膨大なデータをリアルタイムで可視化・分析し、ダッシュボードとして共有できます。


デスクでタブレットを操作する人物。画面には統計グラフや数値が表示されている。鉛筆が入ったカップと観葉植物が背景に。

今回の研修では、参加者が艦隊の稼働状況や検査データを管理するダッシュボードを構築。

単なるデータ閲覧ではなく、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールとして意思決定につながる「行動可能なインサイト」を引き出すスキルを習得しました。



Microsoft Power Platformの研修プログラム設計


12日間のMicrosoft Power Platformブートキャンプでは、現場に直結するスキル開発を実現するために、講義とラボ演習・実践課題を組み合わせたカスタマイズ型研修としてプログラムが設計されました。


参加者が少人数グループで積極的に取り組み、新しいスキルをすぐに応用できる学習体験を提供。Microsoft Power Platformの各ツールは、以下の通り徹底的にカバーされるよう学習設計を行いました。


  • Microsoft Power Appsで現場に合わせたカスタマイズアプリを作成すること(装備品管理、オンボーディング支援など)

  • Power Automateでプロセスを自動化し、繰り返し作業を削減すること(データ入力の自動化、リアルタイム通知など)

  • Power BIで意思決定に直結するダッシュボードを構築すること

  • Dataverseを活用した安全なデータ管理


これらの目標は、業務効率の改善や手作業の削減すると同時に、セキュリティの強化を実現します。また、単なる技術習得にとどまらず、参加者が自分の業務領域にある非効率を発見し、市民開発者(Citizen Developer)として自ら解決策を構築する姿勢を重視しました。


研修トレーニング成果


現場に直結するデジタル変革を実現


ブートキャンプ終了時には、参加者は機能的なアプリの構築、自動化ワークフローの実装、業務ニーズに合わせたインタラクティブなダッシュボードの作成が可能となりました。


これにより、現場での手作業のや非効率的な繰り返し作業の削減、報告サイクルの短縮、データに基づく意思決定の推進が実現されました。


日英マルチリンガル対応により多文化な環境でのスキル開発


さらに、研修プログラムは英語と日本語のバイリンガル対応で実施したことにより、多文化な米軍基地内すべての参加者が研修内容を十分に理解し、自身の業務環境に適用できるよう配慮されました。


ビジネス分析のグラフが表示されたコンピューター画面を見つめる人物。画面は青と赤の線グラフ。オフィスの雰囲気。

参加者の声(一部)


- Mastering Microsoft Power Platform Bootcamp Fundamentals

このブートキャンププログラムは、期待していた成果をしっかりと満たしてくれました。このスキルを活用して、従業員をマネジメントするための理解を得ることができました。時間やパフォーマンスに関する期待値を揃えるのにも役立つと思います。 - J.F.
このトレーニングに参加できてとても良かったです。 - N.W.

- Mastering Microsoft Power Platform Bootcamp グループ1

雰囲気がとてもあたたかく、質問しやすい環境だったことが印象的でした。丁寧でわかりやすい説明も大変ありがたかったです。- T . I.
講師の方々は非常に知識が豊富で、私たちの質問に対して多角的な視点からアドバイスをしてくださいました。 - E .N.
とても集中度の高い研修でした。自己学習で触れたことのあるアプリについても、さらに理解を深め、多くの新しいことを学ぶことができました。ハンズオン演習が豊富で、知識を継続的に定着させることができたのも良かったです。質問が出たときには常にサポートしてくださる方がいて、安心感がありました。最終日のハッカソンで学んだ内容を実際に応用できたことで、理解がさらに確かなものになりました。オフィスに戻ったら、学んだことを業務改善にぜひ活かしていきたいと思います。 - K.W.
講師の方々は、参加者の質問に対して明確かつ丁寧に答えてくださり、とても質問しやすい雰囲気でした。分からないことがあってもすぐに調べて説明してくださり、丁寧で強力的な姿勢にとても感謝しています。 - F.S.

- Mastering Microsoft Power Platform Bootcamp グループ2

すべてのセッションが面白かったのですが、特にハッカソンによって自分の弱点を明確にできたことが、有益でした。 - K.Y.
十分な時間をかけて、実際に手を動かすハンズオンの実習に取り組めたこと、そして最終日にハッカソンに挑戦したことで、学びをより深めることができました。- H.T.
トレーナーは研修プログラム内容を分かりやすく、魅力的な構成で提供してくれました。. - Y.H.


まとめ


今回の12日間のMicrosoft Power Platform研修では、米海軍の人材を「自動化とデータ活用を武器にするデジタル人材」へと進化させました。


本プログラムにより、Microsoft Power Platformが海軍のデジタル変革を推進する上で大きな価値を持つことを実証。トレーニング参加者は業務プロセスを近代化し、効率性を高め、イノベーション文化に貢献できる実践的スキルを習得しました。


Power Platformの研修トレーニングが有効な企業とは


Microsoft Power Platformは今回のような軍事組織だけでなく、以下のような企業・団体にも有効です。


  • データ管理・業務効率化に課題を抱える企業

  • 部門ごとに異なる業務フローを統合したい企業

  • 人手不足を背景に、業務の自動化を進めたい企業

  • グローバル拠点を持ち、言語・文化をまたいで働くマルチダイバーシティな組織

  • 短期間で現場主導のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現したい企業


NobleCampsは今後も、オペレーショナル・レディネス(戦略的即応性)の強化に直結するデジタルツール研修を提供し、次なる人材育成・組織改革を支援してまいります。


黒いシルエットのロゴは学位帽と杖を持つ人物。白い背景に"NobleCamps"の文字が横に並ぶ。シンプルで落ち着いたデザイン。

日本企業やグローバル組織に向けて、日本語・英語、そのほか他言語での法人向けカスタマイズ型トレーニング、ビジネスブートキャンプを提供しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。



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